エンジン始動不調の原因について考えてみた [旅の相棒 ワーゲンバス]
わが家のレイトバス号、フォルクスワーゲン レイトバス、いろいろと不具合症状が現れつつも、そのたびに原因を探しては直してもらって、なんとか乗り継いでいます。
前回、アクセルを踏み込んでもエンジンが息つきしてしまって回転が上がらないという不具合に対して、エアフロセンサの摩耗が原因であると突き止めてもらい、しばらく快適に乗りまわせるようになっていました。
<エアフロセンサの摩耗の記事はこちら>
ところが今度は、エンジン始動時に初爆が起きない、という症状が頻発しました。
そこで再び看てもらったのですが、その場では根本的な原因はつかめず、応急処置を施してもらって今に至ります。
その応急処置というのは、キーをスタータに回したときでなく、ONにしたときに燃料ポンプに給電を行なうように配線を変えた、とのことでした。
なんとなくは理解できたのですが、実際のところどうなっているのか、そういえばわが家にHaynesのマニュアルがあるので、そこに載っている配線図を見ながら、紐解いてみることにしました。
Haynes本の判りにくい配線図から、関係しそうなところだけを拾い上げて書き直してみたのが次の図になります。
図中、点線で囲った部分がダブルリレーになります。
こうしてみると、なるほど、キーをスタータの位置にひねったり、ONの位置にしたりする信号で、コールドスタートバルブや燃料ポンプ、インジェクタへの通電を制御しているようです。
この図から、エンジン始動の流れを考えてみると次のように動作していると考えてよさそうです。
1.キーをスタータの位置に回すと、コールドスタートバルブに通電されると同時に2つのリレーが動作する
2.リレーの動作により、燃料ポンプとAAR、インジェクタに電力が供給される
3.エンジンがかかるとエアーの吸い込みが始まり、エアフロースイッチがONになる
4.捻っていたキーを離して、スタータの位置からONの位置に戻しても、エアフロースイッチの経路によりリレーの動作は保たれるので、燃料ポンプ、AAR、インジェクタへの電力の供給は保たれる
なるほど、エンジン始動時はこんな感じに動作していそうですね。
で、スタータを回したときには88dの端子から燃料ポンプへ電力が供給されているはずですが、ここで燃料ポンプがちゃんと燃料を供給できていない可能性があるので、燃料ポンプへの配線を88dから外して、キーがONの状態のときに電力を供給するようにして、様子を見ることにした、ということになりそうですね。恐らく88aか88bから燃料ポンプへの配線を分岐させているのだと思います。
ただしこの場合には、キーをスタータの位置に回しても燃料ポンプに電力が供給されないので、その前に、ONの位置で少し待って燃料ポンプを動作させて燃圧を上げてから、キーをスタータの位置に回して、エンジンを始動させるという”儀式”が必要となります。
こうしてわが家のバスは、一発でエンジンがかかるようになったので、今はしばらくこの状態で様子を見ているところです。
ちなみに、今回の対策はあくまでも応急処置なのだと思います。
通常であれば、キーがONの状態でもエアーの吸い込みがなくなると、エアーフロースイッチが切れて、燃料ポンプ、AAR、インジェクタへの電力の供給が停止するようになっているようです。
今回のような配線にしてしまうと、エアフロースイッチが切れても(つまりエンジンが止まった状態でも)、キーがONになっていると燃料ポンプが動作し続けてしまうことになるので、本来想定されていたものとは異なった動作をしていることになります。
なので、これから、どこが悪いのかを見つけて、本来の状態のもどしてあげたいですね。
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前回、アクセルを踏み込んでもエンジンが息つきしてしまって回転が上がらないという不具合に対して、エアフロセンサの摩耗が原因であると突き止めてもらい、しばらく快適に乗りまわせるようになっていました。
<エアフロセンサの摩耗の記事はこちら>
ところが今度は、エンジン始動時に初爆が起きない、という症状が頻発しました。
そこで再び看てもらったのですが、その場では根本的な原因はつかめず、応急処置を施してもらって今に至ります。
その応急処置というのは、キーをスタータに回したときでなく、ONにしたときに燃料ポンプに給電を行なうように配線を変えた、とのことでした。
なんとなくは理解できたのですが、実際のところどうなっているのか、そういえばわが家にHaynesのマニュアルがあるので、そこに載っている配線図を見ながら、紐解いてみることにしました。
Haynes本の判りにくい配線図から、関係しそうなところだけを拾い上げて書き直してみたのが次の図になります。
ダブルリレー周りの配線図
図中、点線で囲った部分がダブルリレーになります。
こうしてみると、なるほど、キーをスタータの位置にひねったり、ONの位置にしたりする信号で、コールドスタートバルブや燃料ポンプ、インジェクタへの通電を制御しているようです。
この図から、エンジン始動の流れを考えてみると次のように動作していると考えてよさそうです。
1.キーをスタータの位置に回すと、コールドスタートバルブに通電されると同時に2つのリレーが動作する
1.キーをスタータの位置に回す
2.リレーの動作により、燃料ポンプとAAR、インジェクタに電力が供給される
2.燃料ポンプ、AAR、インジェクタに通電される
3.エンジンがかかるとエアーの吸い込みが始まり、エアフロースイッチがONになる
3.エアフロースイッチがONになる
4.捻っていたキーを離して、スタータの位置からONの位置に戻しても、エアフロースイッチの経路によりリレーの動作は保たれるので、燃料ポンプ、AAR、インジェクタへの電力の供給は保たれる
4.エンジンがかかっているときの電気の流れ
なるほど、エンジン始動時はこんな感じに動作していそうですね。
で、スタータを回したときには88dの端子から燃料ポンプへ電力が供給されているはずですが、ここで燃料ポンプがちゃんと燃料を供給できていない可能性があるので、燃料ポンプへの配線を88dから外して、キーがONの状態のときに電力を供給するようにして、様子を見ることにした、ということになりそうですね。恐らく88aか88bから燃料ポンプへの配線を分岐させているのだと思います。
ただしこの場合には、キーをスタータの位置に回しても燃料ポンプに電力が供給されないので、その前に、ONの位置で少し待って燃料ポンプを動作させて燃圧を上げてから、キーをスタータの位置に回して、エンジンを始動させるという”儀式”が必要となります。
こうしてわが家のバスは、一発でエンジンがかかるようになったので、今はしばらくこの状態で様子を見ているところです。
ちなみに、今回の対策はあくまでも応急処置なのだと思います。
通常であれば、キーがONの状態でもエアーの吸い込みがなくなると、エアーフロースイッチが切れて、燃料ポンプ、AAR、インジェクタへの電力の供給が停止するようになっているようです。
今回のような配線にしてしまうと、エアフロースイッチが切れても(つまりエンジンが止まった状態でも)、キーがONになっていると燃料ポンプが動作し続けてしまうことになるので、本来想定されていたものとは異なった動作をしていることになります。
なので、これから、どこが悪いのかを見つけて、本来の状態のもどしてあげたいですね。
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エンジン不調の原因 [旅の相棒 ワーゲンバス]
さて、昨年末にわが家のワーゲンバス、レイトバス号はエンジン不調にみまわれていました。
キーを捻って、エンジンがかかって、アイドリングするまでは順調なのですが、そこから発進しようと、アクセルを踏み込むと、途端にトルクを失い、ストールしそうになってしまうのです。
慌ててアクセルを戻すと、何事もなかったかのようにアイドリングを続けるのですが、やはり、踏み込むとエンストしそうになってしまうのでした。
辛うじて発進したとしても、その後の車道において、流れに乗ろうと踏み込もうとすると、やはり失速してしまい、アクセルペダルをベタ踏みにしたり、戻したり、いろいろとやっているうちに、なんとか速度が回復する、といった状態に陥っていたのでした。
ショップで看てもらいましたが、その場で原因を特定することはできず、しばらく預けて看てもらったところ、ようやくその原因が判明したのでした。
エアフローセンサの位置を検出している部分が、摩耗してしまっていて、正しく空気流入量が計測できていなかったのではないかとのことでした。
確かに、見せてもらったエアフローセンサの部品には、エアフローの量に応じて電気抵抗値が変わると思われる摺動部が擦り減ってしまって溝が出来ています。
このことにより、ある空気流入量のときにエアフローセンサがその削れてしまった部分に接触すると、正しい空気の量が測れずに、空燃比が狂ってしまって、エンジン不調に陥っていた、ということが考えられそうです。
この部品を交換してもらい、ついでに狂っていたアイドリング時のセンサの位置も調整してくれたとのことで、心なしか、これまで何度も顔を出していた、アイドリングの不整脈が治まったようにも感じられたのでした。
これで無事に年を越した、レイトバス号だったのですが、新年早々、スターターは回るものの、なかなか初爆が起きないという事態にみまわれてしまい、こちらは応急処置を施してもらい、しばらく様子見の状態となっています。
応急処置を施してもらった現状でも、走ることには何の問題も生じていないので、このままでもよいのですが、まあ、気持ち悪いので、いずれ何とかしようとは思っています。
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キーを捻って、エンジンがかかって、アイドリングするまでは順調なのですが、そこから発進しようと、アクセルを踏み込むと、途端にトルクを失い、ストールしそうになってしまうのです。
慌ててアクセルを戻すと、何事もなかったかのようにアイドリングを続けるのですが、やはり、踏み込むとエンストしそうになってしまうのでした。
辛うじて発進したとしても、その後の車道において、流れに乗ろうと踏み込もうとすると、やはり失速してしまい、アクセルペダルをベタ踏みにしたり、戻したり、いろいろとやっているうちに、なんとか速度が回復する、といった状態に陥っていたのでした。
ショップで看てもらいましたが、その場で原因を特定することはできず、しばらく預けて看てもらったところ、ようやくその原因が判明したのでした。
エアフローセンサの位置を検出している部分が、摩耗してしまっていて、正しく空気流入量が計測できていなかったのではないかとのことでした。
摺動部が削れていることが見て取れるエアフローセンサの中味
確かに、見せてもらったエアフローセンサの部品には、エアフローの量に応じて電気抵抗値が変わると思われる摺動部が擦り減ってしまって溝が出来ています。
このことにより、ある空気流入量のときにエアフローセンサがその削れてしまった部分に接触すると、正しい空気の量が測れずに、空燃比が狂ってしまって、エンジン不調に陥っていた、ということが考えられそうです。
この部品を交換してもらい、ついでに狂っていたアイドリング時のセンサの位置も調整してくれたとのことで、心なしか、これまで何度も顔を出していた、アイドリングの不整脈が治まったようにも感じられたのでした。
これで無事に年を越した、レイトバス号だったのですが、新年早々、スターターは回るものの、なかなか初爆が起きないという事態にみまわれてしまい、こちらは応急処置を施してもらい、しばらく様子見の状態となっています。
応急処置を施してもらった現状でも、走ることには何の問題も生じていないので、このままでもよいのですが、まあ、気持ち悪いので、いずれ何とかしようとは思っています。
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バス見っけ! へーベルハウスの広告 [旅の相棒 ワーゲンバス]
またもやレイトバスを見つけました、メディア上でですけど。
今回は、へーベルハウスの広告。
旭化成のへーベルハウスでは、アウトドアリビングフェアというものをやっているみたいです。
その広告に、わが家のレイトバス号と同じ、ワーゲンバスのレイトバス、しかも後期型のレイトレイトのキャンパーが使われていたのです。
へーベルハウスのアウトドアリビングフェアの広告(引用元:へーベルハウス)
こんな家に住めたら、楽しそうですね~。
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今回は、へーベルハウスの広告。
旭化成のへーベルハウスでは、アウトドアリビングフェアというものをやっているみたいです。
その広告に、わが家のレイトバス号と同じ、ワーゲンバスのレイトバス、しかも後期型のレイトレイトのキャンパーが使われていたのです。
へーベルハウスのアウトドアリビングフェアの広告(引用元:へーベルハウス)
こんな家に住めたら、楽しそうですね~。
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