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エンジン始動不良の件で、ダブルリレーの動作を追ってみた [旅の相棒 ワーゲンバス]

 さて、わが家のワーゲンバス、フォルクスワーゲン レイトバス、ですが、初爆不良のため応急処置を施してもらって、なんとか運用しています。

 前回、Haynes本を頼りにダブルリレーの動作を追ってみて、なんとなくその動作が判ったような気がするので、今回は実物のダブルリレーの様子を見てみることにしました。

 <前回、Haynes本からダブルリレーの動きを考えてみた時の記事

 わが家のワーゲンバス号のダブルリレーは、エンジンルームの左前方の壁に取りついています。

vwbusDoubleRelay02.jpg
ダブルリレー


 これを元の配線がわからなくならないように慎重に取り外します。電極が出ている面をよく見てみると、うっすらとピン番号が刻印されていることがわかります。

vwbusDoubleRelay01.jpg
ダブルリレーのピン番号


 これと配線図を照らし合わせて、まずはダブルリレーが動作しているかを確認してみました。

vwBusDoubleRelayWiringDiagram.png
ダブルリレーの配線図


 キーを捻ってスタータの位置にしたときの86aの電圧を見てみると、ちゃんと電圧は来ているようでした。これで、キーからダブルリレーまでの経路には問題がないとみてよさそうです。

 次に、燃料ポンプへ給電している88dの電圧の状態を観測してみます。

 88yにバッテリから電圧を印加した状態で、86aにも電圧を印加してやると88dにも電圧が現れることが確認できました。

 88y:12.25V
 88d:12.20V

 つまり、キーを捻ってスタータにしたときに、燃料ポンプに電圧がかかる、というところまでは動作しているようです。

 応急処置によって、燃料ポンプへの電圧の供給経路を変えたことで、初爆不良は回避できているので、ダブルリレーと燃料ポンプのあたりに不具合が眠っているのだと思うのですが、ダブルリレーは正常に動作しているようなので、燃料ポンプがヘタってきたということなのでしょうかね。

 ちなみに、ダブルリレーを元に戻して、実際のエンジン始動時の電圧を計ってみると、88dでの電圧は9Vくらいにまで落ち込んでいました。

 スタータモータを回すのに結構な電流が流れるそうなので、それによる電圧降下なのだとは思いますが、この降下量が妥当なのかは疑問が残ります。

 この電圧降下が妥当ならば、9V程度でも燃料ポンプは動作するべきで、やっぱり燃料ポンプがヘタっていると考えてよさそうです。

 この電圧降下が異常だとしたら、燃料ポンプに問題があるわけではなく、バッテリがヘタっているとか、スタータモータが異常に電流を食うようになってしまったとか、別の原因を考える必要があるのかもしれません。

 いま思いついたところだと、燃料ポンプ、バッテリ、スタータモータ、この三つを確認してみることになるのでしょうか。バッテリは去年の年初に新品に交換したばかりなので、まだヘタっているとは考えにくく、容疑者から外してもよさそうです。
 
 とすると、燃料ポンプか、スタータモータとかそのあたりか、、、どちらにしてもそれなりの出費を覚悟しなければならなそうで、懐事情を考えると、いっそのことこのままで運用していくのもありなのかな~と思ってしまします。


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