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日曜大工に無料の3DCAD、PTC Creo Elements/Direct Modeling Expressを使ってみる その5 [旅の小道具]

 PTCさんが無料で提供している3DCAD、creo elements/direct modeling express(以下、この記事ではcreoと略します)を日曜大工向けに使ってみようと、試行錯誤を続けています。

 前回までに、二次元図面から立体に引き出し、その大きさを所望の寸法に変更するところまで行ないました。

 <二次元図面から引き出した立体の寸法を変更する過程を紹介した記事

 ここまでで、2×4材を組み合わせて何かを作ろうとしたときの、2×4材を一つ描くところまでできるようになったということですね。

cad_creo_17.jpg
前回までで描いた2×4材

 今回は、もうひとつ2×4材を描き、それらを組み合わせられるようにしたいと思います。



新しい部品を作る

 新しい部品を作るときには、[構造]タブの[新規パーツ]をクリックして、これから描く図形が、これまでに描いた図形とは別の部品となるようにします。この「新規パーツ」の操作を行なわないで図形を描くと、それまでに描いた図形とくっついてしまい、別々に移動させるといったことなどができなくなってしまいます。

cad_creo_18.jpg
新規パーツを選択します

 「新規パーツ」を選択すると、その新規パーツの情報を示すウィンドウが表示されるので、必要に応じて「新規パーツ」の部品名を入力して、緑チェックをクリックします。

cad_creo_19.jpg

 ここでは、デフォルトのまま「新規パーツ」名は”p2”となっています。

新規ワークプレーンの指定

 新しい部品を作るためのワークプレーンを指定します。これまでのワークプレーン”w1”でもよいですが、ここでは新しいワークプレーン上に新しい物体を構築することにします。

 図形を描くペインで右クリックし、[新規WP:面上]を選択します。

cad_creo_20.jpg
新しいワークプレーンを設定します

 その後、新しいワークプレーンを設定したい面をクリックすると、その面が新しいワークプレーンとなり、今度はここへ二次元図面を描き、引き出して立体図にするという行程を繰り返せばよいようになります。

cad_creo_21.jpg
新しいワークプレーンが面上に形成されました

 この新しいワークプレーン上に二次元図形を描き、それを立体に引き出します。

 新しいワークプレーン上に、新たな二次元図面を描きます。

 <ワークプレーンに二次元図面を描くところまでを紹介した記事

cad_creo_22.jpg
新しいワークプレーンに二次元図形を描きます

 この新たな二次元図面を引きだして立体にします。

 <ワークプレーンに描いた長方形を引きだして立体にするところまでを紹介した記事

cad_creo_23.jpg
適当に引き出します

 こうして適当に描いた二次元図面の各辺の寸法を、所望のサイズに変更します。

 <二次元図面から引き出した立体の寸法を変更する過程を紹介した記事

cad_creo_24.jpg
寸法を変更します

 これで、2×4材を二つ突き合わせたような感じの図面が描けました。
 でも、何か違和感がありますよね。2×4材で構造物をつくるときは、面と面の位置を揃えることが多いと思いますが、この段階では、新しい部品”p2”を適当な位置に描いたため、二つの部品の面と面が揃っていないのです。
 場合によっては、このような組み方をすることもあると思いますが、今回はこの二つの部品の面と面を揃えてみます。

部品の位置を揃える

 [Modeling]タブの中から、[モデル]の[一致による位置決め]を選択します。

cad_creo_25.jpg
[一致による位置決め]を選択します

 それから、位置を移動させるオブジェクトをクリックして選択し、緑チェックをクリックします。

cad_creo_26.jpg
移動させるオブジェクトを選択します

 次に、一致させるオブジェクトの稜線を選択します。

cad_creo_27.jpg
移動させるオブジェクトの稜線を選択します

 移動先となるオブジェクトの、さきほど選択した稜線と一致させる稜線をクリックします。

cad_creo_28.jpg
移動先のオブジェクトの稜線をクリックします

 すると、前に作成した部品と、今回作成した部品の、選択した稜線が一致するように、新しいオブジェクトが移動します。

cad_creo_29.jpg
選んだ稜線が一致するようにオブジェクトが移動します

 同じようにして、前に作ったオブジェクトと今回作ったオブジェクトの高さ方向の位置も、同様にして調整します。

cad_creo_30.jpg
パーツ同士の位置合わせができました

 側面から見てみると、2×4材が組み合わさったような図になっていることがわかると思います。

cad_creo_31.jpg
これまでの作業結果を側面から見てみた図

 このようにして、2×4材を組み合わせて作るものをCADで表現することができるようになったと思います。


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タグ:CAD
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バンパーの白化対策 ~カーメイトさんの黒樹脂復活~ [旅の相棒 ゴルフ]

 バンパーの未塗装樹脂部分が白化していて、なんとも言えないくたびれ感を漂わせているわが家のゴルフ号、フォルクスワーゲン ゴルフ3。



 そんなくたびれ感を少しでも払拭しようと、これまでいくつかの方法を試してきました。

 最近では、失敗しても塗膜を剥がして原状復帰が可能と思われる、塗って剥がせるペイント、ラバーペイント、で黒く塗ってしまう方法を少しずつ進めていました。

 <塗って剥がせるペイント、ラバーペイント、によりバンパーの一部を塗ってみることにトライしたときの記事

 <塗って剥がせるペイント、ラバーペイント、によりバンパーの上部を塗ってみたときの記事

 しかし、ここのところその進捗が滞っています。

 なぜなら。

 この塗って剥がせるラバーペイントはスプレー缶タイプなので、塗装をしようとすると、不必要なところに塗料がつかないようにマスキングをする必要があります。

 この手間が億劫で、なかなか作業にとりかかろうという意欲がわかないのでした。

 そんなとき、ホームセンターでこんなものを見つけてしまいました。

vwgolfBumperCare06.jpg
そのものズバリなネーミング

 カーメイトさんの、その名も、「黒樹脂復活」。
 
 そのものズバリなネーミングと、スポンジに液をつけて塗るだけ、という手軽さについつい手を出してしまいました。

 <カーメイトさんのホームページはこちら

vwgolfBumperCare07.jpg
白化部分の処理による違い

 上の写真で、緑で囲ったフェンダーモールの部分が、「黒樹脂復活」で処理した部分赤で囲ったリアバンパーの上側の部分が、塗って剥がせるラバーペイントで塗装した部分、そして青で囲った、ドアモールとリアバンパーの下側の部分が、未処理の白化した樹脂部分となります。

 こうしてみると、「黒樹脂復活」で処理した部分は、未処理の白化した部分に比べて、黒さが復活しているように見えます。その黒さは、未処理以上ラバーペイント未満、といったところでしょうか。

 この「黒樹脂復活」によるバンパー白化対策の利点としては、その処理のお手頃さと、値段のお手頃さでしょうか。この記事を描いた時点では、Amazonで570円(+場合によっては送料)となっていました。

←こちらはAmazonへのリンクとなります

 あとは、この黒さをどれくらいの期間キープできるのか、もう少し様子を見てみようかと思います。



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タグ:バンパー
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日曜大工に無料の3DCAD、PTC Creo Elements/Direct Modeling Expressを使ってみる その4 [旅の小道具]

 PTCさんが無料で提供している3DCAD、creo elements/direct modeling express(以下、この記事ではcreoと略します)を日曜大工向けに使ってみようと試行錯誤している様子を紹介しています。



 前々回に、ワークプレーンに二次元図面として長方形を描くところを紹介しましたが、その際に、サイズは立体にした後で変更する、と紹介しました。

 <ワークプレーンに二次元図面を描くところまでを紹介した記事

 今回はそのサイズの変更方法について記事にしておこうと思います。

立体図形のサイズを変更するための準備

 前回、ワークプレーンに描いた長方形を引きだして立体にするところまでを紹介しました。

 <ワークプレーンに描いた長方形を引きだして立体にするところまでを紹介した記事

 作成した立体の、サイズを変更したい稜線の上にマウスカーソルを持っていき、稜線をハイライトさせて、左クリックして現れるメニューの中から[Anno作成]を選択します。

cad_creo_12.jpg
稜線をハイライトさせ、Anno作成を選ぶ

 このとき、ワークプレーンに描いた二次元図面と重なる稜線を選ぶと、[Anno作成]が表示されないようなので、ワークプレーン上にない稜線を選ぶのがコツかもしれません。

 [Anno作成]を選ぶと、寸法線のようなものが引き出されるので、その寸法線のようなものを適当な場所まで引きだし、左クリックして寸法線の位置を確定させたあとで、緑チェックをクリックします。

cad_creo_13.jpg
寸法線のようなものを引きだします

 この寸法線のようなものは、他のオブジェクトと重なる位置では確定できないようですので、他のオブジェクトと重ならないような位置に引きだして、その位置を確定させる必要があるようです。

立体図形のサイズを変更する

 こうして作成した寸法線のようなものの、引き出したい側の矢印をクリックします。

cad_creo_14.jpg
引き出したい側の矢印をクリックする

 すると、黄金の太い矢印が現れ、寸法値が変更できるようになるので、所望の寸法を入力して、緑チェックをクリックして、寸法を確定させます。

cad_creo_15.jpg
黄金の矢印と入力できるようになった寸法値

 こうして、いい加減な寸法で作成した立体を所望の寸法にすることができます。

 たとえば、89×38にしてみれば、日曜大工でおなじみの2×4材を作ることができます。

cad_creo_16.jpg
日曜大工でおなじみの2×4材の寸法にしてみました

 あとは、長さを適当な長さにして、このパーツを組み合わせていけば、2×4材での構造物の3D図が作製できる、はずです。


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